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知ってることだけ話しますよ

感受性を持って生まれた以上、面白がれぬものがあるかよ

2017年2月の鑑賞メーターまとめ

2月の鑑賞メーター
観たビデオの数:1本
観た鑑賞時間:108分

ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦! ベリアル銀河帝国 [DVD]ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦! ベリアル銀河帝国 [DVD]
ウルトラマンゼロCHRONICLE』での分割TV放映を見て、全編一気に見たいと思い視聴。多元宇宙(マルチバース)という美味し過ぎる世界観のもと、ミラーナイト、グレンファイヤー、ジャンボットといった新戦士が登場し、ゼロと共に数千万単位のカイザーベリアル軍に戦いを挑むという、途方も無いスケールに感動すら覚える。108分というタイトな尺ながらも、過不足のない脚本と丁寧な演出で、鑑賞後の満足感は非常に高い。
鑑賞日:02月22日 監督:アベユーイチ

鑑賞メーター

2017年2月の読書メーターまとめ

忘備録 プリキュア

2月の読書メーター
読んだ本の数:14
読んだページ数:3276
ナイス数:98

嘘をもうひとつだけ (講談社文庫)嘘をもうひとつだけ (講談社文庫)感想
加賀恭一郎シリーズ第6の事件は短編集である。収録された5本すべて、人間誰しもが抱え得るだろう悪意を巧みに描き出しており、読み終わった後は苦い余韻が残る。それはストーリーが所謂「鬱展開」である点に加え「自分も、タイミングさえあったら殺人者になってしまうかも……」という恐怖によるところも大きい。同じ人間である以上、殺人者とそうでない者との境目は、極めて希薄なものなのかもしれない。
読了日:02月02日 著者:東野 圭吾
ふたりはプリキュア1 プリキュアコレクション (ワイドKC なかよし)ふたりはプリキュア1 プリキュアコレクション (ワイドKC なかよし)感想
だってやってらんないじゃん。たたかうより乙女チックな方がいいでしょ
読了日:02月05日 著者:上北 ふたご
ふたりはプリキュア2 プリキュアコレクション (ワイドKC なかよし)ふたりはプリキュア2 プリキュアコレクション (ワイドKC なかよし)感想
1巻は学園生活を描いたオリジナルストーリーだったが、こちらはアニメの内容を省略しつつ漫画化したもので、1巻のつづきではない。キリヤとほのかのエピソードはあまりにも悲しく壮絶で、今見ると隔世の感がある(後のシリーズなら、もっと救いのある結末になっていただろう)。
読了日:02月05日 著者:上北 ふたご
ふたりはプリキュア Max Heart プリキュアコレクション (ワイドKC なかよし)ふたりはプリキュア Max Heart プリキュアコレクション (ワイドKC なかよし)感想
バトル要素を省いた、なぎさ・ほのか・ひかり3人組の日常コメディ作品。ひかりが加わったことで、なぎほの2人の間がギクシャクしたり却って絆が深まったり、バディものだった前作とはまたひと味ちがった趣きがある。最終回には日向咲&美翔舞がちらりと顔見せ!
読了日:02月05日 著者:上北 ふたご
ふたりはプリキュア Splash☆Star1 プリキュアコレクション (ワイドKC なかよし)ふたりはプリキュア Splash☆Star1 プリキュアコレクション (ワイドKC なかよし)感想
Max Heart』までは日常コメディだったが、こちらはTV版のフォーマットに沿った、バトル有りの忠実なコミカライズ。1話ごとの頁が多めで、プリキュアの醍醐味である「日常・友情・戦い」がしっかり楽しめるのが嬉しい。しかし、戦闘中に敵キャラが呆れるくらいイチャイチャする咲舞は、まさに百合会のレジェンドであるな(笑)
読了日:02月05日 著者:上北 ふたご
ふたりはプリキュア Splash☆Star2 プリキュアコレクション (ワイドKC なかよし)ふたりはプリキュア Splash☆Star2 プリキュアコレクション (ワイドKC なかよし)感想
2006年当時、前半部分を収録した1巻しか刊行されず、未完のまま放置されていたマンガ版『S☆S』がついに完結。新たな力でキュアブライト・キュアウィンディに変身した咲と舞は、ゴーヤーンの手で無残に引き裂かれた満・薫との絆を取り戻し、緑の郷を守り抜くことができるか。4人が力を合わせての最終決戦は、熱く激しい感動の嵐が巻き起こります。読めてよかったぁ……!
読了日:02月05日 著者:上北 ふたご
何もかも憂鬱な夜に (集英社文庫)何もかも憂鬱な夜に (集英社文庫)感想
「死刑制度」をテーマにした小説と銘打ってはいるが、実際のところそのテーマ(死刑制度)に対して、何か答えを提示するでもなく、作中の事態が解決するわけでもない。主人公「僕」は、目の前の重すぎる現実にひたすら苛立ち、苦しみ、自問自答を繰り返し、もがきながら深い深い思考の闇へと分け入っていく。そんな風に、どうしようもない事をどうにかならないものかと延々考え続ける。「僕」が悩む様を読み進めるうち、読み手まで「僕」とシンクロして、じっと考え込んでしまう。エンタメ小説とは全く違う読書体験ができる作品だと思った。
読了日:02月06日 著者:中村 文則
Yes! プリキュア5 GoGo! プリキュアコレクション (ワイドKC なかよし)Yes! プリキュア5 GoGo! プリキュアコレクション (ワイドKC なかよし)感想
前作のマンガ版『Yes!プリキュア5』の路線を継続し、戦闘要素を省いた日常コメディになっている……というか、エピソードのほとんどは、延々とココをめぐって張り合う夢原のぞみVS美々野くるみの恋愛鞘当てである。ある意味バトル要素が復活していると言えなくもない。そしてさりげない描写でキスを済ませるナッツ×こまち、シロップ×うらら……アニメ本編より大人の階段を登るのが早いプリキュア部なのでした。
読了日:02月06日 著者:上北 ふたご
赤い指 (講談社文庫)赤い指 (講談社文庫)感想
加賀恭一郎シリーズ第7の事件。ある崩壊寸前の家族に起きた凄惨極まる殺人事件に、加賀と彼のイトコである松宮が迫る。不快感に満ちた陰鬱極まる展開で凄まじいストレスを与えつつ、終盤でそのストレスを感動に転じさせるどんでん返しの鮮やかさたるや……。人間の心が持つ美・醜の両面性が力強く描かれた傑作だ。
読了日:02月08日 著者:東野 圭吾
ハピネスチャージプリキュア! プリキュアコレクション (ワイドKC なかよし)ハピネスチャージプリキュア! プリキュアコレクション (ワイドKC なかよし)感想
前作のマンガ版『ドキプリ』と同じく、本編に沿って短縮した形式。ストーリーはアニメとほぼ同じだが、台詞回しや絵の細かい描き込みには非凡なこだわりが感じられる。
読了日:02月09日 著者:上北 ふたご
土の中の子供 (新潮文庫)土の中の子供 (新潮文庫)感想
まさにこの作品は、トラウマを抱えた者が悩まされる後遺症そのものだ。一度歪まされた心は癒えることがない。平穏な日常の中で不意に記憶が蘇り、気分を沈ませ、気力を奪う。どこまで逃げても追いかけてくる。こんな本を待っていた。暗く沈んだ気持ちのとき、寄り添ってとことん落ち込んでくれる本だ。励ましたり笑わせてくれたりする本もいいが、そればかりでは、我が身にムチ打つようで生きるのがしんどくなる。暗い本でドン底まで沈むのもいいもんだ。ありがとう。少なくとも、わたしは中村文則が小説を書いている間は生きていける。
読了日:02月14日 著者:中村 文則
クラインの壺 (講談社文庫)クラインの壺 (講談社文庫)感想
80年代半ばに書かれたというのに、バーチャル・リアリティーに関する描写の鋭さは驚異的というほかない。現実と虚構を行き来するストーリー展開も素晴らしいリービタリティで、488頁の分厚さがあるにもかかわらず、先が気になりすぎて一気読み。VR機能を備えたゲームがとうとう実現したことを考えるに、本作は遠くない未来において、予言の書として再評価されるかもしれない。
読了日:02月21日 著者:岡嶋 二人
クリムゾンの迷宮 (角川ホラー文庫)クリムゾンの迷宮 (角川ホラー文庫)感想
全編間断なくつづく極限のスリルとサスペンスに痺れた。離れてビクビク、近づいてドキドキ、隠れてヒヤヒヤ、逃げてハラハラする意地の悪い展開がたまらなく面白い。また、随所に挿入されるサバイバル描写も興味深く、本書を携えていれば、オーストラリアの平原でもある程度生き延びることができるかもしれない。
読了日:02月26日 著者:貴志 祐介
みんなのなやみ (新潮文庫)みんなのなやみ (新潮文庫)感想
全国から寄せられた相談への回答を通じて、重松清の人柄がすけて見えてきそうな一冊。割り切れない難しい問題に対して、スパッと割り切る回答なら読んでて気持ちいいんだろうけど(細○数子みたいな)、それじゃ押し付けがましくて無責任だもんねぇ。
読了日:02月26日 著者:重松 清

読書メーター

森友学園の教育方針で生まれるのは、愛国者じゃなく植松望だろう

オピニオン的な

 

このところ、にわかに「森友学園」なる法人の存在がニュースを騒がせている。

 

報道の核になっているポイントは、大きくわけて以下の3つであるようだ。

 

①私立「瑞穂の國記念小學院」の建設が予定されていた国有地が、本来8億円以上かかるのにもかかわらず、1億円ほどで払い下げられたこと

②その建設に総理大臣・安倍晋三と、その妻・昭恵が深く関わっているかもしれないこと

③そして、「瑞穂の國記念小學院」の母体である学校法人「森友学園」が運営する「塚本幼稚園」が、常軌を逸した児童虐待と民族差別の温床であること

 

①と②に関しては、おいおい追求等なされるであろうから、あまり現時点で単なるペーペーのわたしが言及することではあるまい。そんな立派なことできる脳みそ持ってないし。

 

この件について、わたしが見逃せないのは③だ。

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恋愛禁止令と肉弾戦封印~『キラプリ』3話の戦闘

プリキュア


キュアジェラート キャラクターソング「青空Alright」 ~「キラキラ☆プリキュアアラモード」第3話より~

どうも。

 

前回のエントリを書いたら、アクセス解析でけっこうな反響があって驚いているAnmitsuK です。

クリーム飛び蹴りの衝撃~『キラキラ☆プリキュアアラモード』第2話の戦闘 - 知ってることだけ話しますよ

今回のエントリも、まぁ同じような内容です。

 

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クリーム飛び蹴りの衝撃~『キラキラ☆プリキュアアラモード』第2話の戦闘

プリキュア


【キラキラ☆プリキュアアラモード】キュアカスタードへんしんシーン

 

2017年2月5日から放映が始まった、日曜朝のお楽しみ「プリキュア」シリーズ14作目キラキラ☆プリキュアアラモード(以下『キラプリ』)』。本日その第2話「小さな天才 キュアカスタード!」(脚本:田中仁、演出:宮本宏彰)が放映された。そこで衝撃的な事件が起きた。

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洋画の字幕/吹替問題について考えてみる。

オピニオン的な

「とんでもねぇ、待ってたんだ」

 

突然だが、みなさんは洋画(外国の映画)を鑑賞する際、原語に字幕スーパーで見るだろうか、それとも日本語の吹替で見るだろうか。

返答は2パターン(字幕で見るor吹替で見る)しかないだろうが、「なぜ字幕で見るか」「なぜ吹替で見るか」を述べるとなると、十人十色で様々な意見が出ることだろう。

 

近年は3Dや4DXといったアトラクション的な上映方式の発達もあり、ファミリー向け作品以外でも、吹替版の劇場上映が増えてきている。2015年には『007/スペクター』が、同シリーズとしては初めて、吹替版の劇場上映がなされた。

また、20世紀FOX「吹替の帝王」「吹替の名盤」、ワーナー・ホーム・ビデオ「吹替の力」ソニー・ピクチャーズ「吹替洋画劇場」といった、日本語吹替の充実性を謳った映像ソフトのリリースも相次いでいる。

日本語吹替に対する注目は、年々高まっているようだ。

 

しかし、何かが注目を集めると、穏やかならざる事態も発生するのが人の世の常。

 

「洋画は字幕で見てこそ」「俳優本人の声を聞かないのは真の映画好きではない」といった持論を振りかざす字幕派

VS

「吹替は台詞の情報量が字幕より多くなるから、字幕よりしっかり内容が理解できる」と吹替の利点で反撃する吹替派

 

この抗争が、広大なネットの海で幾度繰り返されてきたことか。

 

怖いもの知らずな人は、以下の商品のamazonレビュー欄を覗いてみるといい。地獄絵図と呼ぶのも生ぬるい、凄惨な光景が眼前に拓けるであろう。

  

 

 

字幕で見ることの是非、吹替で見ることの是非は、ここでは考えない(私はどちらかというと吹替派なので、公平な視点を持てない。ゆえに是非を語ってもしょうがない)。

「なぜ字幕で見る人はそうするのか」

「なぜ吹替で見る人はそうするのか」

を私なりに考えてみたい。

 

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2017年1月に読んだ本と見たDVD

忘備録
  • 2017年1月に読んだ本

 

■新装版 コインロッカー・ベイビーズ (講談社文庫)

コインロッカーに捨てられた2人の少年が辿る、毒々しい運命の物語……と一言でまとめるのは簡単だが、読む側の心を掻き毟る迫力は尋常ではない。極端に少ない改行で、頁が真っ黒になるほど埋め尽くされた文字文字文字文字また文字。描写するというより、叩きつけると言ったほうが似合いそうな筆致に圧倒された。

読了日:1月2日 著者:村上龍

 

■考えない練習(小学館文庫) 

2017年は自己改造に挑もうと思って購入した。簡単にまとめれば、『(アレコレ余計なことを)考えない(で、集中力を高める)練習(でもキツいことは何にもありませんよ)』といったところ。各章で挙げられるネガティブな考え方・生き方の例が、まさしく自分に当てはまることばかりで、「今まで随分と、自分で自分を苦しめてきたのだなぁ」と神妙な気持ちになった。内容を全て実行するのは無理でも、やれそうなことから始めてみよう。

読了日:1月6日 著者:小池龍之介

 

■苦しまない練習(小学館文庫) 

『考えない練習』につづいてこちらも。いちばん心に残ったのはLesson17「この瞬間を生きる」だった。「過去も未来も考えるな、今を生きるのが大事」という主張はこのテの本だと常套手段だが、「過去の美しい思い出も未来への期待も、苦しみを生み出す元凶である」との指摘にはハッとさせられた。大事なのは、今何をするかだけなんだ。2冊読んで、だいぶ気持ちがラクになった。

読了日:1月6日 著者:小池龍之介

 

■あかんやつら 東映京都撮影所血風録 (文春文庫)

同著者の『時代劇は死なず!』は主にTV時代劇の歩みを追った書だったが、こちらは映画、それも「東映京都撮影所」に絞ったものである。530頁の大ボリュームだが、読む手はまったく止まらず、一気に読み切ってしまった。映画に全てをかけて魂を燃やし尽くした、フィルムに写っていない作り手たちの熱すぎるドラマに、泣き笑いが止まらない……

読了日:1月9日 著者:春日太一

 

■眠りの森 (講談社文庫)

加賀恭一郎シリーズ第2の事件。刑事になった加賀恭一郎が、名門バレエ団の内部で起きた不可解な事件の捜査に臨む。裏表紙のあらすじからして既に誰が犯人なのか仄めかしているし(ミステリーで主人公が惹かれていく人間が、怪しくないワケないだろ!)、加賀が推理のヒントを見つけるイベントも、ちょっと出来過ぎな印象はある。しかし、それを補って余りあるのがラストシーンの美しさ。なんと切なく悲しみに満ちた結末であることよ。前作『卒業』が優れた青春小説だったように、本作は最高の恋愛小説といえるだろう。
読了日:1月11日 著者:東野圭吾

 

 

■人間を信じる (岩波現代文庫)

不朽の名作『君たちはどう生きるか』の著者:吉野源三郎が抱いていた思想の一端を垣間見る。立派な作品を世に出す人間というのは、精神的にも並外れた強靭さがあるし、審美眼も鋭いのだと改めて噛み締めさせてもらった。たとえ綺麗事だと嗤われても、人としての矜持は持ち続けねばならぬ。
読了日:1月13日 著者:吉野源三郎

 

 ■川村敏江 東映アニメーションプリキュアワークス

ナイトメアとエターナルの頁が無いのは残念だが、改訂版に望みをかけよう。ブンビーさんに会いたい……
読了日:1月14日 著者:川村敏江・画

 

人間小唄 (講談社文庫)

怪文書を送られた作家が、その内容を自作でネタに使ったら、送り主に異次元空間に拉致されて、解放する代わりに課題を与えられる。①短歌を作れ……失敗、②ラーメンと餃子の店を出して人気店にしろ……いいトコまで行ったが失敗、③暗殺……ターゲットに拉致監禁され、総合格闘技の試合を申し込まれて敗北。作家の脳が壊れてお終い。内容を全てネタバレしてしまったが、まぁいっか。ネタバレしたところで何にも影響は無い。
読了日:1月14日 著者:町田康

 

 

 ■悪意 (講談社文庫)

加賀恭一郎シリーズ第3の事件。人気作家を不可解な動機で殺害した犯人の心理を、加賀が地道な調査と推理で一歩一歩追い詰めていく。前2作(『卒業』『眠りの森』)は、謎解きの面白さに、深みのある人間ドラマをプラスして作品価値を高めていたが、こちらは「殺人の動機」をひたすらに掘り下げて一気に読ませる技巧派のつくり。ミステリーを読む醍醐味を「なんの疑いもなく信じ切っていた前提がひっくり返る驚き」だと定義するならば、本作は最高峰の驚きを私にもたらしてくれた。傑作の誉れ高いのも納得である。
読了日:1月17日 著者:東野圭吾

 

■第2図書係補佐 (幻冬舎よしもと文庫)

去年、『アメトーーク』の「読書芸人」および「本屋で読書芸人」にて、又吉が好きな本として挙げていた『コインロッカー・ベイビーズ』『人間小唄』『何もかも憂鬱な夜に』を手に取った。その中で『コインロッカー・~』は傑作だと思ったが、あとの2冊は非常に手強くて読むのに難儀した(『何もかも~』は薄めなのに、いやぁ進まねぇ進まねぇ)。考えてみれば小説の好みとは、ある程度通俗性が確保されている映画やTVドラマよりも、さらに「人それぞれ」が顕著に出るものだ。本書を読んで、又吉の感受性を垣間見た。私とはズレていると思った。
読了日:1月22日 著者:又吉直樹

 

 

どちらかが彼女を殺した (講談社文庫)

加賀恭一郎シリーズ第4の事件。最愛の妹を殺され復讐に燃える刑事VS復讐を止めるため奔走する加賀の、息詰まる推理の攻防を描く。タイトルどおり、容疑者が2人しかいない状態で、「どちらが犯人か」の推理が全編に展開する異様な緊張感がたまらない。また、真相に迫ろうとする探偵役を2人配置したことで、「どちらが先に真実へたどり着くか」というレース的なスリルも生まれている。
読了日:1月23日 著者:東野圭吾

 

私が彼を殺した (講談社文庫)

加賀恭一郎シリーズ第5の事件。醜悪な愛憎のもつれによって引き起こされた殺人事件の犯人を、加賀恭一郎がじわじわと追い詰める。前作『どちらかが彼女を殺した』では容疑者が2人だったが、こちらは3人に増え、さらに容疑者自身の一人称形態をとっている(3人の視点が1章ごとに切り替わる)から、得られる情報の信憑性が低いときている。おまけに人物描写が、読むものを不快にさせるためとしか思えないほどキツい。作品から発せられる空気は『レイクサイド』に近いと思った。
読了日:1月27日 著者:東野圭吾

 

 

 

池上彰の新聞ウラ読み、ナナメ読み (PHP文庫)

ダイヤモンド社刊行の『池上彰の新聞活用術』を底本に、朝日新聞の連載コラム『池上彰の新聞ななめ読み』の掲載分を合わせ文庫化したもの。コラムの順番が掲載順でなく、話題が新しいものと古めのものが前後するので戸惑うが、メディア・リテラシーを鍛えるよい教材である。「○○新聞は偏向している!」などと青筋を立てて怒鳴っている人にこそ読んでもらいたい。
読了日:1月30日 著者:池上彰

 

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  • 2017年1月に見たDVD

 

帰ってきたウルトラマン Vol.2 [DVD]

第5話「二大怪獣 東京を襲撃」 第6話「決戦!怪獣対マット」 第7話「怪獣レインボー作戦」 第8話「怪獣時限爆弾」
鑑賞日:01月08日

 

スーパーロボットレッドバロン Vol. 1 [DVD]

変身ブーム華やかなりし1973年に放映された特撮メカアクション。巨大兵器メカロボを繰り出し世界征服をたくらむ秘密結社「鉄面党」に、正義のスパイ組織「SSI」が立ち向かう。等身大の格闘に巨大メカ戦闘を組み合わせたスタイルは、当時流行っていたヒーローものとロボットアニメのいいとこ取りだが、野口竜による優れたデザインワークと、それに応えるレベルの高い特撮は、円谷・東映に負けない魅力を放っている。。第1話「ロボット帝国の陰謀」~第4話「必殺!フェニックス戦法」まで。
鑑賞日:01月29日