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主にニチアサ(スーパー戦隊・仮面ライダー・プリキュア)、ときどき読書

仮面とお着替え~男女の「変身」の違い

先日、とあるラノベの技法書を読んでいたら、興味深い記述が目についた。

 

「とある」とか言っておきながら思い切り商品リンクを貼っているがアフィブログだからね、仕方ないね) まぁそれはそれとして。

 

目についた記述というのは、「変身願望」における性差について言及した箇所である。

 

詳細な引用は避けるが、要するに

 

男子の変身願望=別の存在に変わりたい

女子の変身願望=かわいくなりたい、綺麗になりたい

 

という旨で、そこに起因して、エンタメの男子向け・女子向けの違いも出てくるのだと。

 

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2017年6月の読書メーターまとめ

6月の読書メーター
読んだ本の数:2
読んだページ数:600
ナイス数:35

羅生門・鼻・芋粥 (角川文庫)羅生門・鼻・芋粥 (角川文庫)感想
【『文豪ストレイドッグス』アニメカバー本にて】 小説も随筆も、通底しているのは果てない虚無。爽やかさや幸福感などとは無縁の、思い通りに生きられぬ人心の弱さ(芋粥、鼻、葬儀記など)に、暗い孤独の影(老年、ひょっとこ、父など)であった。
読了日:06月14日 著者:芥川 龍之介
ひとにぎりの未来 (新潮文庫)ひとにぎりの未来 (新潮文庫)感想
星新一が類まれなイマジネーションで描き出す、未来像のひとピースたちが40編。「科学が進歩したら、我々は何を得て、何を失うのか」。そんな問いかけが聞こえてきそうな読後感であった。
読了日:06月10日 著者:星 新一

読書メーター

 

 

2017年5月の読書メーター&鑑賞メーターまとめ

5月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:1410
ナイス数:51

大人の発達障害 アスペルガー症候群、AD/HD、自閉症が楽になる本 (集英社文庫)大人の発達障害 アスペルガー症候群、AD/HD、自閉症が楽になる本 (集英社文庫)感想
この手の本は「そういう人(アスペルガー)にどう接すればいいか」に頁が割かれていて、当人がどうすればいいのかよく分からないので、つらさが軽減されないのがなんとも。この本の内容を踏まえて上司に相談したら、「そこまで自覚できてるなら、自力でなんとかしなよ」と言われて絶望した私のようなケースもあるしな。
読了日:05月03日 著者:備瀬 哲弘
映画秘宝EX激闘! アジアン・アクション映画大進撃 (洋泉社MOOK 映画秘宝EX)映画秘宝EX激闘! アジアン・アクション映画大進撃 (洋泉社MOOK 映画秘宝EX)感想
まさしくタイトル通り、濃厚な「アジアン・アクション映画」についてのムック。ブルース・リー、ジャッキー・チェン、ジェット・リー、ドニー・イェンら香港のドラゴンたちから始まり、韓国、台湾、中国本土、さらにインド、インドネシアベトナムにイラン(!)まで、アジア全域のアクション映画の歴史を網羅している。読み応え抜群の一冊だ。
読了日:05月05日 著者:市山 尚三,宇田川 幸洋,江戸木 純,加藤 よしき,北小路 隆志,坂川 直也,知野 二郎,筒井 修,土居 伸彰,深沢 寛,藤本 洋輔,結城 らんな,よしだ まさし,劉文兵
アスペルガー症候群 (幻冬舎新書 お 6-2)アスペルガー症候群 (幻冬舎新書 お 6-2)感想
実直な記述でわかりやすい内容に仕上がっている。いるのだが、本書の内容を踏まえて上司に相談したら「対人関係のトラブルなんて誰でも抱えてる。お前はコミュニケーション能力を学ぶのを怠けたいだけだ」と言われて絶望した。もう駄目だ
読了日:05月13日 著者:岡田 尊司
人間失格 (角川文庫)人間失格 (角川文庫)感想
【『文豪ストレイドッグス』アニメカバー本にて】今なお、世にあふれる中二病高二病罹患者の脳髄を破壊し続ける、傑作中の傑作。いつも世界すべてに恐怖と不信感を抱きながら、ビクビクしつつ生きる葉ちゃんの姿に己を重ね合わせる読者は後を絶たず(私だってその一人だ)。本作を鼻で笑える者は幸せである。叶うならば、そういう人はそのまま、本作をせせら笑える状態をキープして、生涯を終えていただきたい。
読了日:05月15日 著者:太宰 治
発達障害 (文春新書)発達障害 (文春新書)感想
発達障害」と呼ばれる症状のうち、特にASD自閉症スペクトラム)とADHD(注意欠陥・多動性障害)を取り上げて論じた書である。症状そのものの解説に加え、世間的な「発達障害」に対しての誤解や偏見への反論に、かなり多くの頁を割いている。
読了日:05月20日 著者:岩波 明
掏摸(スリ) (河出文庫)掏摸(スリ) (河出文庫)感想
掏摸師を主人公にした犯罪文学(?)である。中村文則の作品にしては珍しく、文章にデコボコした余計な装飾が少ない。全体を貫く二要素――「反社会的な行為に手を染める主人公」と「いち個人である主人公が、世界(に準ずる障壁)の巨大さにいささかの抵抗も適わず、泡沫のように潰される結末」――でもって、フィルムノワールやアメリカン・ニューシネマを想起させる内容だった。
読了日:05月27日 著者:中村 文則

読書メーター

 

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2017年5月の鑑賞メーター
観たビデオの数:6本
観た鑑賞時間:530分

■最強のウルトラマン・ムービーシリーズ Vol.3 ウルトラマン怪獣大決戦 [DVD]
ウルトラマン』TVシリーズのうち、第6話「怪獣無法地帯」、第2話「侵略者を撃て」、第3話「科特隊出撃せよ」、27話「怪彗星ツイフォン」を再編集し、合間に新撮映像を追加した総集篇ムービー。TVシリーズ全10巻も買い集められないよ! という人にはいいかも。
鑑賞日:05月02日 監督:宍倉徳子,飯島敏宏,円谷一
http://video.akahoshitakuya.com/cmt/4615732

■最強のウルトラマン・ムービーシリーズ Vol.4 ウルトラマンZOFFY ウルトラの戦士vs大怪獣軍団 [DVD]
ゾフィーを進行役に据え、『ウルトラQ』~『ウルトラマン80』の名場面を串刺し的に見せていく総集篇ムービー。肖像権の問題か、人間の役者が映るシーンはほとんど無く(モブが逃げたり死んだりするシーンはある)、既存映像にもBGM差し替えや台詞の追加などが施されている。古舘伊知郎によるギガスVSドラコ戦、ウルトラマンVSギャンゴ戦、エース・ゾフィーVSギロン人・アリブンタ戦の実況は、まさにアイデアの勝利(めちゃくちゃ笑った)。
鑑賞日:05月02日 監督:高野宏一
http://video.akahoshitakuya.com/cmt/4615735

百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊 [DVD]
今でこそ、スーパー戦隊で複数タイトルの入り混じるクロスオーバーは恒例行事になったが、当時のインパクトは尋常じゃなかった。『VSタイムレンジャー』じゃないのも、完璧すぎる結末を迎えた『タイムレンジャー』最終回を尊重してくれている感じで優しい。
鑑賞日:05月02日 監督:
http://video.akahoshitakuya.com/cmt/4616030

■最強のウルトラマン・ムービーシリーズ Vol.5 ウルトラマン物語 [DVD]
ウルトラマンタロウを主役にしたストーリーの中に、過去作品の戦闘シーンを挿入した作品。タロウより後に地球へ来たレオと80もタロウの先輩ということなっている、パラレルワールド的な世界である。
タロウの声が石丸博也で母の声が池田昌子なので、もしかしたら『ウルトラマンメビウス』はこの作品の延長線上にある作品なのかもしれない。
鑑賞日:05月07日 監督:高野宏一
http://video.akahoshitakuya.com/cmt/4620427

仮面ライダー THE MOVIE VOL.3 [DVD]
ブローアップ版の『アマゾン』『ストロンガー』に、スカイライダー劇場版『8人ライダー対銀河王』の3本立て。『ストロンガー』は迷作「ライダー大逆転!」だが、編集があまりよくない(「そんなこと、俺が知るか」を切るなよ)。『8人ライダー対銀河王』は絵面こそ豪華だが、脚本・演出とも妙に淡々としていて盛り上がりに欠ける。
鑑賞日:05月07日 監督:平山公夫
http://video.akahoshitakuya.com/cmt/4620429

仮面ライダー THE MOVIE VOL.4 <完> [DVD]
ブローアップ上映の文化が無くなった時代の産物なので、収録された『仮面ライダースーパー1』、『仮面ライダーBLACK:鬼ヶ島へ急行せよ』、『仮面ライダーBLACK:悪魔峠の怪人館』の3本はすべて劇場用新作。『スーパー1』はジャッキー・チェン人気の影響を強く感じさせる内容で、ひたすら格闘シーンが連続する。『BLACK』2本はまぁ、過不足のない職人仕事といった手堅い出来だ(しかし、夕張市かぁ……)。
鑑賞日:05月07日 監督:山田稔
http://video.akahoshitakuya.com/cmt/4620432


鑑賞メーター
http://video.akahoshitakuya.com/