作品名の横にくっついている()の評価レベル (★★★)=残念! (☆★★)=そこそこ、まぁまぁ (☆☆★)=面白い、一見の価値あり (☆☆☆)=傑作認定、布教したいレベル (丹)=丹波哲郎が出演していることを示す。私にとって丹波哲郎は固有名詞ではなく、もは…
2月の読書メーター読んだ本の数:4読んだページ数:884ナイス数:26変な家の感想文庫(著者いわく「なんかちいさくて安いやつ」)にて明かされる、単行本では伏せられていた最後の謎でもって、本作はこの上なく「イヤミス」として完結するのであった。読了日…
8月の読書メーター読んだ本の数:2読んだページ数:840ナイス数:33完本 チャンバラ時代劇講座 2 (河出文庫)の感想チャンバラ映画を軸にしてたどる、日本人の文化史・精神史の後編。ネットでは毎日のように「映画は娯楽なんだから!」VS「創作とは政治なんだ…
7月の読書メーター読んだ本の数:1読んだページ数:288ナイス数:33変な絵の感想連鎖するドンデン返しと、暗くジットリした殺意描写に、「連城三紀彦の再来か!?」と思った。読了日:07月18日 著者:雨穴読書メーター 変な絵 posted with ヨメレバ 雨穴 双…
6月の読書メーター読んだ本の数:3読んだページ数:256ナイス数:6仮面ライダーDVDコレクション 97号 (劇場版 仮面ライダーZO) [分冊百科] (DVD・シール付) (仮面ライダー DVDコレクション)の感想1,500円で『仮面ライダーZO』を手元に置ける、紙の本ならぬ神…
5月の読書メーター読んだ本の数:2読んだページ数:762ナイス数:16完本 チャンバラ時代劇講座 1 (河出文庫)の感想分かりにくいことを分かりやすく語るには、途方もない文字数と、歴史的な補助線が必要になるのだなと感じ入る。それにしても、時代が進むごと…
ランキング参加中声優 春の風物詩といえば「エイプリルフールのネタで炎上する有名人」「女学生に無理やり飲酒させてレ○プする早稲田のラグビー部員」の二大巨頭だが、さっそく前者が出た。 biz-journal.jp 声優・高野麻里佳がエイプリルフールの嘘ネタとし…
3月の読書メーター読んだ本の数:2読んだページ数:877ナイス数:20戦後日本の「独立」 (ちくま文庫)読了日:03月26日 著者:半藤 一利,竹内 修司,保阪 正康,松本 健一ビタミンBOOKS (新潮文庫 し 43-31)の感想巻末解説を集めて一冊の本にできる、重松…
2月の読書メーター読んだ本の数:2読んだページ数:480ナイス数:11自伝板垣恵介自衛隊秘録~我が青春の習志野第一空挺団~ (少年チャンピオンコミックス)の感想面白いし興味深い内容なだけに、入隊してから辞めるまでの5年間を長編で読みたくなってしまった(…
1月の読書メーター読んだ本の数:4読んだページ数:1019ナイス数:33悪役令嬢転生おじさん 4 (4巻) (ヤングキングコミックス)読了日:01月25日 著者:上山 道郎歴史の予兆を読む (朝日新書)の感想歴史の歩みと、それによって生じた社会の歪み。読了日:01月2…
12月の読書メーター読んだ本の数:1読んだページ数:280ナイス数:19知らないと恥をかく世界の大問題13 現代史の大転換点 (角川新書)の感想やはり2022年というとこれ。ロシアのウクライナ侵攻に至る経緯と、プーチンの思惑についての解説に多くの頁を割いて…
11月の読書メーター読んだ本の数:2読んだページ数:480ナイス数:27「最前線の映画」を読む (インターナショナル新書)の感想『映画の見方がわかる本』等の旧作評論とは趣を変え、『ブレードランナー2049』、『LOGAN/ローガン』といった(刊行当時の)新作映…
10月の読書メーター読んだ本の数:3読んだページ数:888ナイス数:17つねならぬ話 (新潮文庫)の感想ある日とつぜん星新一の頭に降ってきたお話を、小説の体(てい)にしたアンソロジーであるという。収録されている話はどれも、辻褄が合わなかったりオチが無…
8月の読書メーター読んだ本の数:2読んだページ数:400ナイス数:38無敵の読解力 (文春新書 1341)の感想何冊目かカウントするのも忘れた対談シリーズ。今回は読解力を駆使して、さまざまな書籍の内容を読み解いていく。「リテラシー」とか「情報を鵜呑みにし…
を書こうと思ったのだが、6月には読了した本が一冊も無いという体たらく。 というのも、SONYのUBDプレーヤーを購入し、設定をあれこれといじり、色々と画質の映り具合をチェックするなどして、自宅にいる時間をほとんど全て費やしてしまった。 ソニー ブルー…
5月の読書メーター読んだ本の数:1読んだページ数:304ナイス数:24なりそこない王子 (新潮文庫)の感想表題作「なりそこない王子」のハチャメチャっぷりが凄い。たぶん子供の頃に誰もが思い浮かべたであろう、おとぎ話のクロスオーバーだが、このスピード感…
4月の読書メーター読んだ本の数:13読んだページ数:2669ナイス数:19悪役令嬢転生おじさん 3 (3巻) (ヤングキングコミックス)の感想言葉のアヤとすれ違いギャグは相変わらずキレキレなまま、ストーリー漫画としての奥行きも出てきた3巻目。もう何ていうか、…
3月の読書メーター読んだ本の数:1読んだページ数:336ナイス数:11英雄騎士の残念な求愛 (ソーニャ文庫)の感想人形みたいな美少女が、人形マニアの騎士に言い寄られるお話。「上げて落とす」ギャグの手法と、「落として上げる」ギャップ萌えの手法をダブル…
2月の読書メーター読んだ本の数:5読んだページ数:1332ナイス数:16ルポ西成~七十八日間ドヤ街生活~の感想前半のつらい日雇い労働は、前に読んだ同ジャンルの本と似た印象だった。むしろ面白かったのは、後半のヤバい人たち列伝。どいつもこいつも強烈で、…
1月の読書メーター読んだ本の数:2読んだページ数:608ナイス数:16銀魂 THE FINAL アニメコミックス (集英社ホームコミックス)の感想腐れ縁の手切れ金代わりにゃ丁度いい。あらゆる意味で無駄なあらすじも、虚構・回想・現実が複雑怪奇に入り交じる銀さんVS…
12月の読書メーター読んだ本の数:6読んだページ数:1406ナイス数:25ドラマ「鬼平犯科帳」ができるまで (文春文庫)の感想まさにこれを読み進むているさなか、中村吉右衛門の訃報を聞いた。本書に登場した人物のなかでも、脚本家・田坂啓、プロデューサー・…
11月の読書メーター読んだ本の数:3読んだページ数:624ナイス数:30いまこそ「社会主義」 混迷する世界を読み解く補助線 (朝日新書)の感想社会主義ばんざい! な内容ではまったくない。世界各国のコロナ対策を検証し、現在の資本主義・自由主義経済の問題点…
10月の読書メーター読んだ本の数:3読んだページ数:748ナイス数:24鬼滅の刃 10 (ジャンプコミックス)の感想「遊郭編」のつづき。敵も味方もパワーアップして、戦いは激しさを増していく。いいねいいね、死力を尽くしてインフレしていくバトル、これこそジ…
9月の読書メーター読んだ本の数:3読んだページ数:680ナイス数:22安全のカード (新潮文庫)の感想表題作と「ポケットの中に」が秀逸。星新一作品に出てくるガジェットは、ドラえもんのひみつ道具に似た蠱惑的な魅力があるが、必ずブラックなリスクが仕込ま…
8月の読書メーター読んだ本の数:4読んだページ数:736ナイス数:35悪役令嬢転生おじさん 1 (1巻) (ヤングキングコミックス)の感想まちがいなく、ここ数年でいちばん笑ったマンガ。タイトルが示す通りひねりの効いたアイデアに、ジェネレーションギャップや…
7月の読書メーター読んだ本の数:9読んだページ数:1912ナイス数:84オタク・イン・USA:愛と誤解のAnime輸入史 (ちくま文庫)の感想日本のポップカルチャーが、どのようにしてアメリカで受容されてきたのかを記した、アメリカ人オタクによるルポである。よく…
6月の読書メーター読んだ本の数:1読んだページ数:288ナイス数:9かぼちゃの馬車 (新潮文庫)の感想しばらく本を読んでいない状態から読書脳にスイッチングするのに、最適なのが星新一。表題作と通底するテーマを扱った「虚像の姫」、ブラックな結末が秀逸な…
5月の読書メーター読んだ本の数:2読んだページ数:672ナイス数:28最も危険なアメリカ映画 (集英社文庫)の感想この本を「考えすぎ」「見方が偏ってる」と書く奴はきっと、どこかで自覚なしに抑圧者に加担してるよ。読了日:05月20日 著者:町山 智浩池上彰…
4月の読書メーター読んだ本の数:2読んだページ数:673ナイス数:17歴史探偵 忘れ残りの記 (文春新書 1299)の感想私が言論人・文筆家のなかで最も敬愛する半藤一利先生の、最期の書籍となった。半藤先生の著作は昭和史ノンフィクションのほかに、『隅田川の…
3月の読書メーター読んだ本の数:3読んだページ数:765ナイス数:49太陽の塔 (新潮文庫)の感想<デタラメで無茶苦茶な負のエネルギー全開で、愛すべきダメ人間どもがバカ騒ぎする>森見作品のフォーマットは、ここで既に完成していた! あらん限りのボキャブ…