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主にニチアサ(スーパー戦隊・仮面ライダー・プリキュア)、ときどき読書

2017年3月の読書メーター&鑑賞メーターまとめ

3月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:1963
ナイス数:132

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)感想
作品世界に戸籍を移して住み着きたくなるような、何ともここちよい物語でありました。根が俗物なわたくしめには、とてもとてもオモチロイ小説と思われたのですけれども、これは生真面目な御仁が手に取ったら、頁をめくるごとにボルテージ上昇、ついには怒髪天を衝き書を燃やしてしまうのではないかしらん。どっこい本作は山本周五郎賞受賞作。生真面目な御仁が読んでもオモチロイ小説だったようです。なむなむ!
読了日:03月02日 著者:森見 登美彦
ずっと前から好きでした。~告白実行委員会~ (角川つばさ文庫)ずっと前から好きでした。~告白実行委員会~ (角川つばさ文庫)感想
角川ビーンズ文庫の『告白予行演習』とは別物で、映画の内容をそのまま小説として書き起こしてある。ノベライズならではの要素などは特になく(強いていえば、イラストにヤマコ絵とひと味ちがう趣きがあるくらいか)、映画のストーリーをリーズナブルに復習できるツールってとこかな
読了日:03月05日 著者:香坂茉里
新参者 (講談社文庫)新参者 (講談社文庫)感想
連ドラにもなった加賀恭一郎シリーズ第8の事件。日本橋署に転任した加賀が、ある殺人事件に絡む様々な人間模様に遭遇する。ミステリーにつきものの「証言をする名もなきモブ」にスポットをあてた風変わりな形式で、各章ごとに主役が入れ替わる。トリック自体はさほど大がかりなものではなく、ここは素直に人情ドラマを楽しむのが正解だろう(だからこそ、数あるシリーズ作品の中から本作が連ドラの素材に選ばれたのだろうし)
読了日:03月10日 著者:東野 圭吾
火花 (文春文庫)火花 (文春文庫)感想
お笑い芸人が書いた処女作ということで、どうしても評価は甘口にならざるを得ないのだが、有り体に言って面白かった。先達文豪へのリスペクトをひしひしと感じる静謐な情景描写と、おそらく著者自身の内なる考えが迸ったであろう主役二人の熱いやりとり。アンバランスなほどの二要素が、静けさと激しさの美しいコントラストを生んでいる。
読了日:03月16日 著者:又吉 直樹
仮面山荘殺人事件 (講談社文庫)仮面山荘殺人事件 (講談社文庫)感想
東野圭吾の初期作品。比較的短めな分量であるためか、人間ドラマ部分にさほどの面白味は感じられないものの、シチュエーションの工夫と十重二十重のミスリードは、脱帽ものの素晴らしさである。爽快感と寂寥感が同時に湧き上がるラストの一文も良い。
読了日:03月22日 著者:東野 圭吾
劇画 プロレス地獄変劇画 プロレス地獄変感想
勇壮・豪快なリングの裏に起きた、悲しくてしょんぼりしてしまう事件の数々。どんな分野にも、栄枯盛衰の浮き沈みはつきものなんだねぇ。
読了日:03月26日 著者:原田 久仁信
Go!プリンセスプリキュア1 プリキュアコレクション (ワイドKC なかよし)Go!プリンセスプリキュア1 プリキュアコレクション (ワイドKC なかよし)感想
『ハピプリ』までの本編圧縮形式から、かつての『プリキュア5』『5gogo』と同じ番外編路線に。モチーフやビジュアルも手伝い、世界名作劇場のような趣きがある。個人的には、本編でほとんど触れられない、主役3人の恋愛観が語られていて、ちょっと得した気分(みなみさんの理想のキッスは、夕暮れのビーチかぁ……)
読了日:03月26日 著者:上北 ふたご

読書メーター

 

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3月の鑑賞メーター
観たビデオの数:1本
観た鑑賞時間:92分

続 荒野の用心棒 スペシャル・プライス [Blu-ray]続 荒野の用心棒 スペシャル・プライス [Blu-ray]
棺桶を引きずるガンマン:ジャンゴ(フランコ・ネロ)がカッコ良すぎるマカロニ・ウェスタンの傑作。邦題には『続』とついてるが、『荒野の用心棒』とはまったく関係ない別作品である。
鑑賞日:03月01日 監督:セルジオ・コルブッチ

鑑賞メーター