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主にニチアサ(スーパー戦隊・仮面ライダー・プリキュア)、ときどき読書

すぐ試せる、ストレスを貯めない方法&集中力を持続させる方法

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こんなことをしたくなる気持ちは充分わかりますが、まずは落ち着こうじゃありませんか。

 

○新年度早々、嫌な思いしてませんか?

新年度がはじまってはや二週間、みなさんは新生活をどのように送っているでしょうか。楽しく過ごせている人もいるでしょうし、ストレスを感じている方もおられるでしょう。

わたし達を取り巻く世界は、常に好ましいことばかり起こるとは限りません。時には失敗を犯して落ち込んだり、人から思わぬ迷惑をかけられて嫌な思いをすることもあります。

 

特に四月は環境が変わる節目であり、新しい仕事内容や人間関係で、気疲れが多くなりがちです。

 

よく、ストレス解消のためには旅行をしたり、思い切り好きな遊びをするのがよいという話を聞きます。

確かにそれは効果的ではありますが、旅行をするにも思い切り遊ぶにも、休日になるのを待たなければいけません。旅行をするならスケジュールの調整も必要になります。

 

そこで今回は、スケジュール調整も道具も必要ない、なんなら今この場ですぐできる、ストレスを貯めない方法をご紹介します。

 

※いちばん手っ取り早いのは、自分に嫌な思いをさせた上司や先輩をぶん殴ることですが、これはオススメできません。人に暴力をふるうと、後が色々と面倒です(経験則)。

 

妹パンチ! アニキなんて大キライ (美少女文庫)

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○ズバリ、心の中にキートン山田を持つ

 

はい、いきなり何のことだか分かりませんね。

 

キートン山田(敬称略)といえば、70年代から活躍しているベテラン声優。20代以下なら、主にちびまる子ちゃん』のナレーションの印象がつよいのではないでしょうか。

 

そうです、毎度ストーリーを締める「…………と思う、まる子であった」を言っている、あのキートン山田です。そのキートン山田を、あなたの心に住まわせるのです。

 

上司や先輩から、何かカチンとくるようなことを言われたとします。その際、あのナレーションを、そのまま自分の心の中で流してみる「……と思う、○○(あなたの名前)であった」という形式で、

 

「嫌な気分になる、○○(あなたの名前)であった」

「怒りを覚える、○○(あなたの名前)であった

「なんだかムカついた、○○(あなたの名前)であった

 

言い回しはご随意に変えてくださって結構です。一度で怒りが収まらなかったら、二度三度と繰り返してみます。

 

そうするうち、胸の内にわいた怒りの感情が、徐々に薄らいでいくでしょう。

  

○自分の身に起きたことが、感情に連鎖するのを防ぐ

要するに、自分の精神状態を客観視するということです。

「私は今こう思っている」

と具体的な文章を頭の中で作り上げることで、自分を冷静に見つめることができます。

 

人間の意識は、何がが目の前で起きると、それを感情に結びつけてリアクションをとろうとします。芸能人のゲス不倫ニュースをTVやネットの記事で見かけ、

「けしからん」

「みっともない」

などと噴き上がり、SNSに批判を書き込んだりする行為も然り。ニュースを見て、それを無意識に「怒り」へと結びつけているのです。

 

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こういった動きは、「出来事↔感情」の結びつきを意識することで防ぐことができます。誰かの言葉にカチンときても、

「私はあの人にこう言われた。それを聞いて私の中に怒りの感情が生まれた」

という過程を客観視すると、それが他人事のように感じられ、不必要なネガティブさが生まれにくくなるのです。

 

 

○余計なことを考えてしまう時は、淡々と実況

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もうひとつ、集中力を高める方法について。

 

人間の心とは弱いもので、じっと一つのことに集中することが難しい。

 

なにを隠そう私も、ブログの記事を書いてる途中で食事のことが気になったり、見たいTV番組の開始時刻が迫ったりして、ひとつの記事を書くのに何日もかかってしまいます。

昼休みに読んでいたミステリーが佳境に入ったところで休み終了、午後は展開が気になってミス連発、なんてこともザラです。あはははは。

 

わたしほど酷くなくても、仕事中に集中力が切れてしまい、うっかりミスをしてしまった経験は、みなさんあると思います。

 

そういったうっかりミスを少なくするためには、どうすればよいか。自分が何をしているか、淡々と実況すればいいんです。

 

歩くとき「右足を動かしている、左足を動かしている……」

字を書くとき「ペンを持っている、字を書いている、字を書いている……」

食事のとき「箸を持っている、食べ物をつかんでいる、口に運んでいる、口の中に入れている……」

会話のとき「今は黙っている、今話し始めた、まだ話している、話し終わった」

 

 自分が今していることを、ただずっと、静かに逐一実況していきます。

 

○大事なのは「今」

燃える男・松岡修造も言っています。

 

過去のことを思っちゃダメだよ。

何であんなことしたんだろ……」

って怒りに変わってくるから。

 

未来のことも思っちゃダメ。

「大丈夫かな、あはぁ~ん」

不安になってくるでしょ?

 

ならば、一所懸命、一つの所に命を懸ける!
そうだ!今ここを生きていけば、みんなイキイキするぞ!

 

大体にして、集中力が切れている時とは、過去を思い出して後悔しているか、未来を悲観して不安になっている時です。

 

過去はもう、どうやっても変えることができません。

 

「アイツに迷惑をかけられた、あの時アイツがあんなことしなければ……」

「あの人に迷惑をかけてしまった、あの時わたしがあんなことをしなければ……」

 

いずれも、取り返しのつかないことです。『覆水盆に返らず』の喩えにもあるように、起きてしまったことを変えるのは不可能。どんなに愚痴ってみたところで、過去は帳消しにできるものではありません。

 

そしてまた、未来に何があるかは、その時になってみないと分かりません。

 

過去も未来もどうしようもないことなのに、ついつい「どうにかならないか(ならなかったか)」と考えてしまう。

「今この時」にちゃんと向き合っていないと、過去と未来に意識がとらわれて、集中できなくなってしまうのです

 

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集中力とは、つまるところ

・過去に向かう思考

・未来に向かう思考

この2つを取り除き、今この時に集中する思考を持続する力と言えます。

 

自分の行動を淡々と実況するのは、いちばん手っ取り早い方法です。なぜかといえば、ひたすら「自分が今なにをしているか」だけで頭の中をいっぱいにしているからです。

 

自分が今していることをひたすら脳内で実況していれば、集中すべき行為には集中でき、余計な雑念は消えていきます。

 

極端な話、集中力が切れているなと思ったら、

「余計なことを考えている、余計なことを考えている、余計なことを……」

と繰り返していれば大丈夫です。

 

 いつでも心にキートン山田、いつでも自分を実況中継。

このふたつの心得で、新生活をストレスフリーなものにしていきましょう。

 

………………

 

 今回のエントリを上げるにあたり、以下の書籍を参考にしました。

考えない練習 (小学館文庫)

考えない練習 (小学館文庫)

  • 作者:小池 龍之介
  • 出版社:小学館
  • 発売日: 2012-03-06
苦しまない練習 (小学館文庫)

苦しまない練習 (小学館文庫)

  • 作者:小池 龍之介
  • 出版社:小学館
  • 発売日: 2014-01-04