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主にニチアサ(スーパー戦隊・仮面ライダー・プリキュア)、ときどき読書

2018年2月の読書メーター&鑑賞メーターまとめ

2月の読書メーター
読んだ本の数:9
読んだページ数:2866
ナイス数:67

〈映画の見方〉がわかる本 ブレードランナーの未来世紀 (新潮文庫)〈映画の見方〉がわかる本 ブレードランナーの未来世紀 (新潮文庫)感想
『トラウマ映画館』『トラウマ恋愛映画入門』につづき、町山さんの著作を読むのはこれで3冊目になる。80年代にアメリカを沸かせたマスターピースな映画たち……『ターミネーター』『未来世紀ブラジル』『プラトーン』『ロボコップ』、そして『ブレードランナー』など全8作品を取り上げ、そこに込められた情報を、丹念に丹念に読み解いていく。『ターミネーター』『ロボコップ』は何度も見ている作品なのに、本書で指摘されている要素に気づけなかった己の不明を恥じる。映画の深淵を知るのは、映画を見るのと同じくらい楽しいものだ。名著。
読了日:02月03日 著者:町山 智浩
淀川長治のシネマトーク 上 (マガジンハウス文庫)淀川長治のシネマトーク 上 (マガジンハウス文庫)感想
雑誌『an・an』に連載されたコラムを傑作選的に集めて書籍化したものである。タイトルに『シネマ“トーク”』とあるように、淀川長治みずから執筆したのではなく、インタビュアー三宅菊子聞き書きによる。「日曜洋画劇場」での“解説”とは違いあくまでトークであるから、やれカーク・ダグラスは嫌いだのスピルバーグは金の亡者になっただの、辛辣なディスりがちょくちょく入るのが面白い。
読了日:02月04日 著者:淀川 長治
淀川長治映画ベスト10+α (河出文庫)淀川長治映画ベスト10+α (河出文庫)感想
淀川長治が生前、『キネマ旬報』をはじめとする映画雑誌へ寄稿した文書を集めた書籍である。「日曜洋画劇場」での解説とは打って変わって、作品の良い所・悪い所、監督の上手さ・下手さをズバズバと鋭く批判する姿勢に、新鮮な驚きを味わう。なるほど「解説」と「評論」とはまるっきり違うものなのね。本の中で挙げられて興味を抱いた映画のソフトをamazonのカートに突っ込んだら、破産しそうなほどパンパンになっちゃった。むふふふふ。
読了日:02月07日 著者:淀川 長治
知らないではすまされない自衛隊の本当の実力 (SB新書)知らないではすまされない自衛隊の本当の実力 (SB新書)感想
SB新書の池上本はテレビ番組(フジテレビ系列『池上彰緊急スペシャル』)の書き起こしが多いが、これもその例に漏れず。自衛隊の成り立ちや仕事内容について論じている。軍事について書かれた本は、右翼的であったり中韓への差別意識にまみれていたりしてムナクソ悪いものが多いが、本書はすんなり読める分、かなり良識があると思う。
読了日:02月15日 著者:池上 彰+「池上彰緊急スペシャル!」制作チーム
四畳半神話大系 (角川文庫)四畳半神話大系 (角川文庫)感想
「なんでこんな、性根の腐った人間のクズみたいな奴が主人公なのに、何とも言えぬ心地よい味わいが全編にわたって滲み出てきてるんだろう」 「いわば作者なりの愛ですよ、愛」 「こんな汚い愛など……ちくしょう、大好きだ!!」
読了日:02月19日 著者:森見 登美彦
知っているようで実は知らない世界の宗教 (SB新書)知っているようで実は知らない世界の宗教 (SB新書)感想
キリスト教イスラム教、仏教、神道についてざっくり解説。それと、近年の皇室をめぐる動きなど。
読了日:02月19日 著者:池上彰+「池上彰のニュースそうだったのか!!」スタッフ
ボトルネック (新潮文庫)ボトルネック (新潮文庫)感想
もしかすると、この作品に影響されて厭世観に耐えきれなくなり、自ら命を絶ってしまう人が出るかもしれない――そんな考えが頭をよぎるほど、よく出来ている。何かをしなかった後悔は、積もり積もると己の全てを潰すのだ。胸が深く抉られる名作である。
読了日:02月26日 著者:米澤 穂信
怖すぎる永井豪~くずれる編~ (トクマコミックス)怖すぎる永井豪~くずれる編~ (トクマコミックス)
読了日:02月26日 著者:永井豪とダイナミックプロ
怖すぎる永井豪~ススムちゃん大ショック編~ (トクマコミックス)怖すぎる永井豪~ススムちゃん大ショック編~ (トクマコミックス)
読了日:02月26日 著者:永井豪とダイナミックプロ

読書メーター

2月の鑑賞メーター
観たビデオの数:1本
観た鑑賞時間:115分

ジャンボーグA VOL.3【DVD】ジャンボーグA VOL.3【DVD】
第11話「壮烈!! 涙の一撃」~第15話「嵐を呼ぶマッドゴーネ」まで。アンチゴーネとの決着で1クール目を締めくくる12・13話の前後編がハイライトだが、ペットを題材にしながらドン引きするくらいハードボイルドな結末を迎える11話のインパクトもかなりのものだ。
鑑賞日:02月16日 監督:Array,東條昭平

鑑賞メーター