5月の読書メーター
読んだ本の数:1
読んだページ数:246
ナイス数:11
映画は父を殺すためにある―通過儀礼という見方 (ちくま文庫)の感想
名作や名著には「触れる前と後で違う人間になった気にさせる」という共通点がある。本書もその例に漏れない。読む前と後で、映画の見方が変わる。今までとはちがう視点で、より深く映画を見れそうな気がする。この本自体が一種の通過儀礼なのかもしれない。
読了日:05月09日 著者:島田 裕巳
読書メーター
馴染みの定食屋が歳末500%増量セール、みたいな『仮面ライダー平成ジェネレーションズ』 (☆☆☆)
先日、後半2クール分を放置していた『仮面ライダーエグゼイド』TVシリーズを完走した。その記念に、平ジェネ三部作を観るマラソンを実施。一発目は無印である。
『仮面ライダー平成ジェネレーションズ:Dr.パックマン対エグゼイド&ゴーストwithレジェンドライダー』
脚本:高橋悠也
監督:坂本浩一
<あらすじ>allcinemaより
「仮面ライダー×仮面ライダー MOVIE大戦」シリーズが、仮面ライダー生誕45周年を記念して、「仮面ライダー平成ジェネレーションズ」へとレベルアップし、5人の仮面ライダーがドリームチームを結成して人類の危機に立ち上がるヒーロー・アクション。正体不明のゲームウイルス生命体“パックマン”の襲来で人類は未曾有の危機を迎えてしまう。すさまじい感染の勢いに、天空寺タケル=仮面ライダーゴーストと宝生永夢=仮面ライダーエグゼイドは窮地に陥る。そんな絶体絶命の2人と人類の命運は、レジェンドと呼ばれる仮面ライダーたち、ウィザード、鎧武、ドライブの復活に託されるのだったが…。
ライダーお祭り映画としては文句無し百点満点のおもしろさだった。なにせ監督がサービス精神の化身・坂本浩一である。ツボは外さない。
しかしそれ以上に、私にとって本作は『仮面ライダーゴースト』として5億点くらいあげたい映画である。
何がすごいって、
・パックマンに奪われたタケル殿の変身能力が、「俺は俺を信じる!」という心意気だけで復活
・ムゲン魂が破れる→ノブナガ眼魂の中に入ってCV関智一空間→テンカトウイツ魂開眼
・全てが終わったあとタケル殿が<ネタバレ反転>いきなり心停止
素晴らしい、素晴らしすぎる。『ゴースト』TVシリーズに参加してなかったのに、ここまで解釈違いゼロの世界観を描き出せる高橋悠也すごくない?(すごい)
とにかく『仮面ライダーゴースト』後日談として至高の1時間半、楽しくて仕方なかった。
【あばよ平成】2019年4月の読書メーターまとめ【よろしく令和】
4月の読書メーター
読んだ本の数:2
読んだページ数:663
ナイス数:19
ちょっとだけ・こっそり・素早く「言い返す」技術 (王様文庫 C 47-3)の感想
タイトルから期待されるだけの情報はおおよそ手に入ると思う。ただ、これで出世したり友達が増えたり……のような劇的な効能はおそらく無い。
読了日:04月03日 著者:ゆうきゆう
速すぎるニュースをゆっくり解説します Fast News,Slow Journalism (文春文庫)の感想
ユーチューバーの動画みたいなタイトルだが、中身は濃い。イギリスの公共放送BBCが打ち出した「スローニュース(※じっくりとファクトチェックを重ねた報道)」に倣って、時事問題を3年くらい前の状態から解説していく構成をとっている。合間に挟まれる対談パート(メンバーが凄い!)も現代史に関する示唆に冨む。速報性に惑わされず、スローに構えた情報収集は大切だと思わされた。
読了日:04月17日 著者:池上 彰
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