知ってることだけ話しますよ

主にニチアサ(スーパー戦隊・仮面ライダー・プリキュア)、ときどき読書

2021年3月の読書メーターまとめ

3月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:765
ナイス数:49

太陽の塔 (新潮文庫)太陽の塔 (新潮文庫)感想
<デタラメで無茶苦茶な負のエネルギー全開で、愛すべきダメ人間どもがバカ騒ぎする>森見作品のフォーマットは、ここで既に完成していた! あらん限りのボキャブラリーで鬱屈した心理を綴る文章、常識的な人間が一人もいない異様な人物造形、意味不明だけど盛り上がるクライマックス、そしてジョニー! 全ての要素が出揃っている。これを踏まえて考えてみると、『夜は短し歩けよ乙女』は、本作をブラッシュアップしたものであったことが分かる。興味深かったし、なにより面白かっった。
読了日:03月25日 著者:森見 登美彦
新釈 走れメロス 他四篇 (角川文庫)新釈 走れメロス 他四篇 (角川文庫)感想
山月記」「藪の中」「走れメロス(表題作)」「桜の森の満開の下」「百物語」を、森見登美彦がリブートした異色な短編集。原典から感じる印象と森見登美彦の作風がブレンドされ、不思議な味わいを醸し出している。収録作品すべてに緩やかなリンクがあったり、『夜は短し歩けよ乙女』と世界観を共有していたりと、独自の仕掛けも楽しい。
読了日:03月28日 著者:森見 登美彦
宗教の現在地 資本主義、暴力、生命、国家 (角川新書)宗教の現在地 資本主義、暴力、生命、国家 (角川新書)
読了日:03月31日 著者:池上 彰,佐藤 優

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2020年12月の読書メーターまとめ

12月の読書メーター
読んだ本の数:1
読んだページ数:652
ナイス数:13

実録テレビ時代劇史 (ちくま文庫)実録テレビ時代劇史 (ちくま文庫)感想
時代劇研究家・春日太一が非常に感銘を受けた一冊と云う。あまりにも内容が素晴らしいため、一気には読まず、少しづつ少しづつ読み進めていったとか。私も全く同じ読み方をしてしまった。凄すぎる本だ。視聴者(ファン)と作り手のW視点で綴られた、TV時代劇の通史。こんなに読んでいて興奮する歴史書は初めてだった。
読了日:12月24日 著者:能村 庸一

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