知ってることだけ話しますよ

主にニチアサ(スーパー戦隊・仮面ライダー・プリキュア)、ときどき読書

2017年11月の読書メーター&鑑賞メーターまとめ

11月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:1038
ナイス数:39

時代劇の「嘘」と「演出」 (歴史新書)時代劇の「嘘」と「演出」 (歴史新書)感想
週刊ポスト」誌上に連載された『時代劇を斬る!』をまとめたもの。主に<考証>の観点から、新旧問わず時代劇を語っている。歴史に詳しくなれる実用書というわけでもなく、その辺りを期待したら、得るものは多くないかもしれない(随所にトリビア的な歴史知識が記されているので、少しは勉強になる)。
読了日:11月08日 著者:安田 清人
夜は短し歩けよ乙女 (角川つばさ文庫)夜は短し歩けよ乙女 (角川つばさ文庫)感想
作品世界に戸籍を移して住み着きたくなるような、何ともここちよい物語でありました。根が俗物なわたくしめには、とてもとてもオモチロイ小説と思われたのですけれども、これは生真面目な御仁が手に取ったら、頁をめくるごとにボルテージ上昇、ついには怒髪天を衝き書を燃やしてしまうのではないかしらん。どっこい本作は山本周五郎賞受賞作。生真面目な御仁が読んでもオモチロイ小説だったようです。なむなむ!
読了日:11月16日 著者:森見 登美彦
真夏の方程式 (文春文庫)真夏の方程式 (文春文庫)感想
寂れた観光地で湯川と出会った小学五年生の少年・恭平くんを中心に展開する、ガリレオシリーズ長編三作目。シリーズ最長464頁のボリュームでもって語られる物語は、湯川&恭平くんの凸凹コンビがジュブナイル的展開を見せながら、『容疑者Xの献身』と重なる部分をうかがわせつつ、また松本清張砂の器』へのオマージュと思わしき描写が用意されている、多層的な仕上がりである。読後にのしかかる重みも、そんな多層的な物語に相応しい複雑なものであった。
読了日:11月30日 著者:東野 圭吾

読書メーター

 

………………

 

今月は母が急に倒れて緊急入院※して家の中がゴタゴタし、読書も鑑賞もすすまなかった。むう。

 

※検査の結果、薬の副作用を原因とする薬物性肝障害および、胆石による消化系の炎症であることが判明。胆石の除去をおこない、体力の回復をまって退院となった。よってお気遣いは無用である。