映画『ハイキック・エンジェルス』（★★★）

『ハイキック・エンジェルス』（2014年、日本）

監督：横山一洋

脚本：西冬彦

音楽：浅田秀之、有本竜郎

＜物語＞

高校のアクション映画部の女子生徒たちが撮影のために廃校を訪れる。そこに大勢の男たちが突然に乱入して門を閉鎖、通信も遮断され逃げ場を失った女子高生たちは男たちと戦っていく。

かつて『ハイキック・ガール！』（2009年）でアクション映画ファンの失笑を買った西冬彦が、懲りずに繰り出した激烈低予算の女流アクション。ヘボい映像とダルい演出に乗せて、まったく感情移入できないキャラクターたちが1時間半ケンカする展開は苦痛の極みである。

これがyoutubeの「やってみた動画」ならそれなりに楽しかったかもしれないが、商業映画でこのレベルははっきり言って「BOMG」だ。

ただ、川本まゆというアクションアクトレスを世に出した功績だけは認めてあげていい（『宇宙刑事シャイダーNEXT GENERATION』の好演は見事だったなぁ……）。武田梨奈はアクション映画から遠ざかってしまったからね。

とにかく、『少林少女』とならぶ時間の無駄使い系ダメ映画であることは違いない。鑑賞は自己責任で。

宮原華音 Happinet(SB)(D) 2014-11-05

岩永洋昭 TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D) 2014-11-07

知ってることだけ話しますよ