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主にニチアサ(スーパー戦隊・仮面ライダー・プリキュア)、ときどき読書

『燃えよドラゴン』(☆☆☆)

 

『燃えよドラゴン(Enter The Dragon/龍爭虎門)』

1973年

アメリカ・香港合作

監督:ロバート・クローズ

出演:ブルース・リージョン・サクソンジム・ケリー、シー・キエンほか

燃えよドラゴン [Blu-ray]

わたしが思うに、男の人生は3通りに分岐する。それは、

 

ブルース・リーの映画を見て、

「こんな男になりたい!」と思うか、

「こんな作品をつくりたい!」と思うか、

「こんな映画をもっと見たい!」と思うか。

 

 鍛え上げられた肉体から繰り出される、電撃のような鋭いパンチとキック。

怪鳥音と称される「アチャアアァァ――!!」という独特の雄叫び。

超高速で空気を切り裂くヌンチャクさばき。

そして喜怒哀楽の表情だけで画面に華を出す、俳優としてのパーソナリティ。

 

まさにブルース・リーは、男を虜にする魅力を結晶化したような大スターであった。

 

そんな彼の死後、エンタメ界には「こんな男になりたい!」と思った奴らと、「こんな作品をつくりたい!」と思った奴らが続々と出現し、様々なかたちで、熱い想いを作品に叩きつけてきた。

 

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仮面ライダーメテオ(from『仮面ライダーフォーゼ』)

 

こんなのとか、

 

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映画『映画フレッシュプリキュア!おもちゃの国は秘密がいっぱい!?』(監督:志水淳児)より。

 

こんなのとか。

 

おそらくこの動きは、半永久的につづくことだろう。

 

本作の円盤はいろいろと種類が出ているが、一番高品質なのは、2015年に発売されたBlu-ray「メモリアル・エディション」だ。画質が通常版BDより綺麗で特典映像も豊富なうえ、日本語吹替がTBS版(ブルース・リー谷口節テレ朝版(ブルース・リー富山敬)のW収録になっている。財布に余裕のある人は是非。

 

仮面とお着替え~男女の「変身」の違い

先日、とあるラノベの技法書を読んでいたら、興味深い記述が目についた。

 

「とある」とか言っておきながら思い切り商品リンクを貼っているがアフィブログだからね、仕方ないね) まぁそれはそれとして。

 

目についた記述というのは、「変身願望」における性差について言及した箇所である。

 

詳細な引用は避けるが、要するに

 

男子の変身願望=別の存在に変わりたい

女子の変身願望=かわいくなりたい、綺麗になりたい

 

という旨で、そこに起因して、エンタメの男子向け・女子向けの違いも出てくるのだと。

 

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2017年6月の読書メーターまとめ

6月の読書メーター
読んだ本の数:2
読んだページ数:600
ナイス数:35

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【『文豪ストレイドッグス』アニメカバー本にて】 小説も随筆も、通底しているのは果てない虚無。爽やかさや幸福感などとは無縁の、思い通りに生きられぬ人心の弱さ(芋粥、鼻、葬儀記など)に、暗い孤独の影(老年、ひょっとこ、父など)であった。
読了日:06月14日 著者:芥川 龍之介
ひとにぎりの未来 (新潮文庫)ひとにぎりの未来 (新潮文庫)感想
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