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主にニチアサ(スーパー戦隊・仮面ライダー・プリキュア)、ときどき読書

2022年の読書メーターまとめ

10月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:888
ナイス数:17

つねならぬ話 (新潮文庫)つねならぬ話 (新潮文庫)感想
ある日とつぜん星新一の頭に降ってきたお話を、小説の体(てい)にしたアンソロジーであるという。収録されている話はどれも、辻褄が合わなかったりオチが無かったり、意味不明であったりと未整理で、現代的な「ものがたり」になっていない。なんだか、口伝で残った地方の民話のテイストを感じるな。まぁ、多作な作家だから、こういうのもありだろう。
読了日:10月17日 著者:星 新一
20歳の自分に教えたい現代史のきほん (SB新書)20歳の自分に教えたい現代史のきほん (SB新書)感想
2022年上半期の時事問題を解説。ロシアのウクライナ侵攻にまつわる解説が巻頭にあるが、しかし目立つのはやはり中国の台頭で、ほとんどの項目に中国的覇権主義の影がのぞく。こういうのネトウヨは喜ぶんだろうが、中には「メイド・イン・チャイナはそろそろ優れものの代名詞になりつつある」とか、顔真っ赤にして怒りそうな指摘もあったりして……。
読了日:10月17日 著者:池上彰+「池上彰のニュースそうだったのか!!」スタッフ
妄想銀行 (新潮文庫)妄想銀行 (新潮文庫)感想
某大手動画サイトを想起させる「住宅問題」、不気味な余韻「陰謀団ミダス」、星新一には珍しく悲しい情感に満ちた「古風な愛」などを経て、表題作「妄想銀行」のどえらいオチで締める。
読了日:10月30日 著者:星 新一

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