知ってることだけ話しますよ

主にニチアサ(スーパー戦隊・仮面ライダー・プリキュア)、ときどき読書

2020年7月の読書メーターまとめ

7月の読書メーター
読んだ本の数:2
読んだページ数:693
ナイス数:14

仲代達矢が語る日本映画黄金時代 完全版 (文春文庫)仲代達矢が語る日本映画黄金時代 完全版 (文春文庫)感想
芸能界の生けるレジェンド、映画史の生き字引こと仲代達矢に、時代劇研究家:春日太一がロングインタビューに挑んだ書。若手イケメン俳優やアイドルのインタビューがフォトブック的に出ることはあるが、聞き書きがここまでしっかりした文芸書として成立するのは、仲代達矢ただ一人だろう。仲代の個人史であると同時に、戦後映画の道のりをたどる歴史書だ。
読了日:07月24日 著者:春日 太一
時代劇役者昔ばなし (ちくま文庫)時代劇役者昔ばなし (ちくま文庫)感想
タイトルに偽りなし。長年フジテレビで時代劇制作に携わってきたプロデューサー:能村庸一の筆による、時代劇役者にまつわるエッセイ集である(真ん中には春日太一との対談「時代劇・役者の魅力」が挟まる)。時代の流れで致し方ないこととはいえ、故人にまつわる語りがほとんどで。さらに本書刊行時(2016年)には健在だった加藤剛左とん平野際陽子平幹二朗松方弘樹らも鬼籍に入ってしまった。時代劇というジャンルはすでに、ノスタルジーの領域なのだろうか。
読了日:07月07日 著者:能村 庸一

読書メーター

2019年6月の読書メーターまとめ

6月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:880
ナイス数:16

池上彰の 未来を拓く君たちへ (日経ビジネス人文庫)池上彰の 未来を拓く君たちへ (日経ビジネス人文庫)感想
雑多な講義の書き起こしが集められた印象である。特に「海外ではジョークが大切」の章は、これだけで1冊くらい掘り下げてほしい実用性を感じたので、ちょっと惜しい。
読了日:06月11日 著者:池上 彰
時代劇入門 (角川新書)時代劇入門 (角川新書)感想
これまでも何冊か同著者の本は読んだが、これぞ真骨頂という感じがする。春日先生の言う通り、<時代劇=おじいちゃんおばあちゃんが好きな水戸黄門>で止まるのは、非常にもったいないのである。全編興味深い内容だが、特に第三部以降の「とりあえず知っておきたい○○」はかなり有用なデータベースと言える。また『ガンダム』と時代劇との意外な接点も語られていて、充実の一冊だ。
読了日:06月21日 著者:春日 太一
時代劇ベスト100+50 (知恵の森文庫)時代劇ベスト100+50 (知恵の森文庫)感想
2014年に出た光文社新書『時代劇ベスト100』の文庫化で、なんと50タイトルも増えている。新書版を読んだとき、「あ、アレ(既に見たことある映画)は無いのか。まぁページ数の都合もあるもんな」と思った作品が、今回は何本か入っていた。なんだか嬉しかった。
読了日:06月21日 著者:春日 太一
知らないと恥をかく東アジアの大問題 (角川新書)知らないと恥をかく東アジアの大問題 (角川新書)感想
深夜ラジオ番組を下敷きとした本で、南海キャンディーズ山ちゃんを相手に、時事問題を解説する。山ちゃんの抱く疑問に対し、まず近現代史のおさらいから入り、それが時事問題にどう結びつくのかを解き明かす、TVでおなじみのスタイル。しかし、さすが別著で「ラジオはチェック体制が甘い」と書いてるだけあって、右翼からも左翼からも憤慨されそうな攻撃的リベラル姿勢がかなり前面に出ている。アメリカ・中国・韓国・北朝鮮・台湾もそれぞれ困った事情を抱えているが、さぁて、どうしようか。
読了日:06月30日 著者:池上 彰,山里 亮太,MBS報道局

読書メーター

2020年5月の読書メーターまとめ

5月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:976
ナイス数:14

なんのために学ぶのか (SB新書)なんのために学ぶのか (SB新書)感想
『学び続ける力』と内容がほぼ同じなので、あまり感想らしい感想が出てこない(『学び~』を先に読んで、そちらで非常に感銘を受けたので……)
読了日:05月01日 著者:池上 彰
ナショナリズムの正体 (文春文庫)ナショナリズムの正体 (文春文庫)感想
底本は差別煽動本(いわゆるヘイト本)のごとき装丁がイヤだったので、文庫で落ち着いた表紙になってよかった。もちろん中身はアンチ・ヘイト本で、至極真っ当な警笛の書になっている。近現代史をまじめに追い、人として当然のやさしさ・想像力を持っているならば、この2人のような意見に行き着くはずなのだが……そういう人たちには、本書のような内容が届かないのがもどかしい所ですね。
読了日:05月14日 著者:半藤 一利,保阪 正康
わかりやすさの罠 池上流「知る力」の鍛え方 (集英社新書)わかりやすさの罠 池上流「知る力」の鍛え方 (集英社新書)感想
わかりやすさで定評のある著者が、わかりやすさの危険性を指摘する警告の書である。短いワード、敵を作り出す力強い言葉、チェック姿勢の甘いメディア、無責任なフェイクニュース、世界には危険な「わかりやすさ」がいっぱいだ!
読了日:05月21日 著者:池上 彰
知的再武装 60のヒント (文春新書)知的再武装 60のヒント (文春新書)
読了日:05月24日 著者:池上 彰,佐藤 優

読書メーター